フランス遠征1日目 ~出発~
高校2年生5名のフランス遠征が始まる。16日の早朝に扇寮を出発、広野駅の始発に乗り込んでいざフランスへ。生まれて初めてヨーロッパの地に足を踏み入れる。
大きな目的はふたつ。
・フランスの国立サッカー学院(Institut National du Football、以下INF)でサッカーのトレーニングを行なう
・INFの生徒が通うルイバスカン高校(LYCEE LOUIS BASCAN)での授業を受講
INFはアカデミーのテクニカルアドバイザーであるデュソー氏がコーチをしていたところであり、アカデミーの設立に際してここをモデルにした経緯がある。女子カテゴリーは15歳~17歳の選手がアカデミーと同様、寮生活を送りながらトレーニングを実施しており、先に開催されたU17女子W杯のフランス代表選手が10数名いる。
また、今回の遠征はチーム単位での遠征ではない。できるだけ単独留学に近い形でほとんどのことを自分で行なうことも目的にしている。アメリカ遠征以降、将来の進路として海外留学を視野に入れる選手も多くいるため、それにつながる活動とするためだ。
広野駅を始発で出発したにも関わらず、成田空港についたのは、チェックイン締め切り時間の15分前。電車を降りるやいないや、早足でカウンターに滑り込み、全員自分でチェックイン。手荷物を預け、急いで出国審査を済ませ、飛行機に乗り込んだ。その全てをそれぞれで行なった。といっても、日本語が通じる国内での手続きは、選手達にとってはそれほど難しいものではなかったようだ。16日5時に寮を出発してクレーヌフォンテーヌ(我々が滞在するINFの地名、このINFをこう表現することもある)に着いたのは現地時間で16日の18時半。移動時間約21時間半。意気揚々と寮を出発した選手達もクレーヌフォンテーヌ到着時は少し疲れたようだった。
さて、本日(17日)はルイバスカン高への登校がなかったため、午前中は朝食後、INFの選手達の登校を見送った後はゆっくり過ごした。昼食前にクレーヌフォンテーヌ村を散策。民家の数は一つのとおりに家が点在している程度でフランスの田舎の家並みを感じた。
レンガ造りの家々、小さなレストラン、小学校、「鹿に注意」の標識が立っている森。フランスの中では普通の田舎の村なのであろうが、我々にとっては目に入るもの全てがフランスの風景を感じさせるもの。ついつい1時間以上散歩をしてしまった。
午後は早速INFのトレーニングに参加。INFの女子は生年で2グループに分かれている。youngチームは1992年以降の生まれ。16歳以下の選手達。oldチームは1991年生まれの17歳の選手達。その両方にU17フランス代表選手がいる。今日は5名全員がyoungチームに参加。今週木曜からはアカデミー生も生年ごとのチームのトレーニングに参加する予定だ。
今回の遠征では選手達の生の声を皆さんにお届けしようと思っています。ヨーロッパの選手達とのプレーで感じたこと、フランスの高校生の学校生活、フランスの家庭、フランスのサッカー文化、芸術の都パリ、フランスの田舎町の様子などなど。目で、言葉で、肌で、新たな価値観、成功体験、失敗体験、たくさんのことを感じることでしょう。
文:コーチ 坂尾美穂




