REPETITION(レペティシオン)
反復、繰り返しと訳される。日本では「ドリルトレーニング」と言われているもの。よくある質問に「ドリルトレーニングをやると子供が飽きるのですが、どうすればよいでしょうか」というのがある。それには、こう答える。「それは、ドリルトレーニングになっていないからですよ」と。
人間が動作を覚えるには科学的に証明されていることだが、「7秒以内におなじ動作を繰り返す」ことが必要である。例えば、パスというジェスチャーにおいて、1回蹴って、2回目に蹴るのが7秒以内。あくまでもこれは理想である。実際のトレーニングでは、10~15秒以内に同じ動作が繰り返されていれば問題はない。
10~15歳では持久力も上げる必要があるので、この反復の中に「走る距離」を付け加えると自然と「持久力を上げるためのテクニックトレーニング」になる。
自分がチームで抱える人数を把握し、全員が10秒以内に同じ動作を繰り返し、走る量も確保することができるオーガナイズを工夫すれば、子供は飽きる暇がなくなるはずである。
イメージとしては、例えばシュートトレーニングならば、10m走って、16m程度のシュートをして、自分の元いた場所に戻って、また走ってシュート。最初のシュートから2回目のシュートが10~15秒以内に行われていれば「ドリルトレーニング」といえる。つまり、1分で4~6回以上ボールに触れる。これを15分程度続ける。最初のシュートから次のシュートまで30秒かかってしまったら、それはおそらく人数配分が悪いか、待ち時間が長いのが原因である。それを解決するには、2箇所で行うか、スタートのタイミングを指導者が支持してあげると良いだろう。
そして、さらに重要なことは、繰り返しに「質」を求めること。メチャクチャなジェスチャーを何度続けても悪い習慣しか身に付かない。1回ずつ修正し、パワーよりも正確性を身につけさせる。10回連続で正確に行える選手がいたら、そこにパワーも要求して良いだろう。しかし、あくまでもドリルトレーニングは「飽きる暇のない正確な動きの繰り返し」であることを忘れてはいけない。
文:樋渡 群










