JFAアカデミー福島

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2006年08月25日

韓国サッカー協会 技術委員長 イ・ヨンム氏 来校2日目

b0825-01.jpg 指導者養成カリキュラムの撮影前に少し時間をいただき、イ委員長が選手と混じってミニゲームを行った。選手はイ委員長が動けるのかどうか懐疑的であったが、ボールを持った瞬間に少しでも疑ったことを後悔することになった。素早いコントロールからループシュートを放ち、いきなりゴールを決めたのだ。ミニゲームとはいえ、その挑戦的かつ鮮やかなゴールに選手は次々と自分の技を披露し始める。委員長も負けじと1人ワンツーを繰り出したりと、パスゲームというよりはドリブル、フェイント合戦の様相を呈してきた。委員長は「ナイスプレー!」と相手選手をも絶えず褒めつつ果敢にゴールを狙った。ゴールした瞬間にはひざまずいて神様にお祈りをする。選手も委員長を囲んで真似をする。その隙に失点をされはしたが。ゲームは接戦でヴィクトリーゴール。皆でお祈りを捧げるために委員長チームは一丸となって攻め込み、最後はイ委員長の右足がゴールネットを揺らした。b0825-02.jpg

2006年08月24日

韓国サッカー協会 技術委員長 イ・ヨンム氏 来校1日目

 韓国サッカー協会の技術委員長イ・ヨンム氏がアカデミーを訪れた。アカデミーは指導者養成カリキュラムの撮影期間中で普段とは異なるトレーニング風景であったが、イ委員長は鋭いまなざしをグランドに向けていた。夜は寮を訪問し、選手に話をしてくれた。「自分はサッカー人生を順調に歩んできたわけではない。身長もパワーもなくて、スカウトが来てくれない時代があった。でも、韓国代表になる夢をいつも抱いてあきらめずに努力した結果、長い間韓国代表のFWを務めることができた。みんなもどんなに辛いことがあっても夢は忘れないで。神様はいつも見ています。」イ委員長は敬虔なクリスチャンで優しい笑顔のたえない紳士である。話が終わった後は選手一人一人にプレゼントを渡し、会話をしていただいた。b0824-01.jpg

2006年08月22日

アカデミー選考試験と最後の休日

 来年度のJFAアカデミー選考試験が先週から始まった。
 1期生の影響も手伝い今年の受験者数は昨年の倍数に近い約900名にのぼる。少年達は自らの夢を叶える為にこの福島の地を目指す。本日は試験会場としてアカデミー広野グランドが使用され選考試験が行われた。緊張を全身に感じ、期待に胸を膨らませた受験生は自らのテクニックを余すこと無く披露してくれた事だろう。
 そんな中アカデミー生にはこの夏最後のオフが与えられた。金曜日からは広野中学2学期が始まる。午前中の学習時間を終えた選手達は、各々が最後のオフを満喫すべく外出先を模索するが、多くの選手がアカデミー広野グランドへと足を運んだ。後輩となる2期生の様子が気になるのだろう。試験の様子を食い入るように眺める選手や、わずか1年前の自分の姿を重ね合わせ懐かしそうに受験生を見つめる選手などそれぞれが選考会を見守っていた。見学に訪れたアカデミー生に対して、「○○県の△△君だ~」「あっ、○○君だ~」と受験生の間からは選手の個人名が聞こえ、羨望の眼差しにも似た視線がアカデミー生に注がれていた。受験生からすれば、彼等は身近なスター選手であり、目標となる選手なのだろうか。
 しかし、グランドでは「憧れの選手達」であるが、残り僅かとなった夏休み。夕方寮に帰ればスタッフから夏休みの宿題の点検・指導を受ける者や、夏休みの宿題寮内確認テストの追試に悪戦苦闘する「一中学生」へと豹変していた。ピッチでのトレーニングの前に、漢字と英単語がこの夏の最大の試練として選手の前には大きく立ちはだかった。
文:選手管理  林 晋太郎
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夏休みの課題 「英単語100問」からの寮内テスト

2006年08月20日

VS モンテディオ山形

25分×3

1本目 4-0 勝ち
2本目 3-0 勝ち
3本目 1-0 勝ち

 マリーゼ戦でチーム全体に何かがふっきれた雰囲気が出ている。この何かは言葉にはし難いが、おそらく「身長とパワーで勝る相手への恐怖」を払拭したという表現になるのだろうか。今日は特に選手には指示を出さず、ウォーミングアップから選手自身にやらせてみた。マリーゼ戦でやったウォーミングアップを忠実に再現していた。20m×20mの正方形に4人入り、ボール一つでパス、コントロール、ランニングを同時に行う。目的は3つある。

1.ファーストタッチの方向
2.強い正確なパス
3.パスを出した後の広いスペースへのランニング

次に、正方形を2つくっつけて40m×20mに8人入る。ビブスは2色。これもパス&ランニングのトレーニング。同色同士ではパス交換できない。上記の3つの目的に以下が付け加えられる。

4.しっかり味方の位置を把握する
5.長い距離のパス&ランニング

さらに、同じ長方形のグリッドを縦長に使い、ラインゴール。目的は以下。

6.ボールを奪いに行く
7.ボールを奪った後広いスペースを使って攻める

 炎天下なのでトータルで15分程度のアップだが、徐々に試合のシチュエーションに近づけ、アカデミーが追求するテクニックも磨いてもらう。これを今日は子ども達が自分たちで意識を高く保ち行ったことには驚いた。たいしたものだ。

 試合やウォーミングアップを見ていて、モンテディオ山形の育成方針はアカデミーに近いことを確信した。しっかりとテクニックにフォーカスされていて、試合中も無理なロングキックをせずにきちんとパスをつないで組み立てる。アカデミーのプレッシャーがきつかったためにボールを何度も失ってしまっていたが、方向性はかなり共感できる。アカデミー側は冒頭にも書いたようにチームにある程度の自信がみなぎっていて、ボールが素早くサイドまで展開され何度も決定機を創り得点を重ねる。ただし、終盤になってくるとこれまでのサッカーを忘れ中央突破を何度も試みてボールを失う場面が見られた。最後まで集中してシンプルに広く攻めることを続けていくことが必要である。

2006年08月18日

対 TEPCOマリーゼ

30分×3
1本目 0-0 分け
2本目 0-0 分け
3本目 1-0 勝ち

「身長とパワーでは勝てない相手に、どのように戦えばよいのか」これは小粒揃いのアカデミーが解決しなければならないテーマである。いや、アカデミーが存在する所以はここにあるといってもよい。なぜなら、それは結局、日本の課題でもあるから。自然、アカデミーの育成哲学は「テクニック+持久力」を同時に向上させること。スピードは天性のものなので、育成というワードが入り込める余地がわずかしかない。
 これまでの試合を振り返ると、以下の3点が大きな戦術的課題となる。

・ボールを支配している時間は長いのに、カウンターで相手に得点を許してしまう。
(FWライン、MFライン、DFラインのバランスを保つこと)
・前線からボールを奪いに行って、せっかく成功しているにも関わらず奪った場所でボールを回そうとして失ってしまう。
(相手の少ない場所から攻めていくこと)
・FWが準備できていない状態で勝負の縦パスを出し、ボールを簡単に失う。
(相手陣内にある程度攻め入った状態での縦パスにより、攻撃と守備に厚みをつくること)

 3本を通して選手が「数的優位になるために攻守に渡って走る」ことを意識して行ってくれた。そのために体格差を感じさせない試合展開になった。DFラインはチーム全体をコンパクトに高い位置で保つためにコミュニケーションをしっかりとることができた。MFラインはFWラインに近すぎないように、ゲームをコントロールし、シンプルにボールをサイドに展開しながらチームリズムを創った。FWラインは積極的に横のポジションチェンジを繰り返し、相手との接触を避けフリーな状態をよくつくった。途中、選手同士が激しく言い合う場面があって、スタッフ陣はにんまり。「それだよ、自分が主体的に勝利を求める、チームをオーガナイズする意識が自分の意見を引き出すことになるんだよ!」と静かに見守っていた。3本目に選手同士でポジションチェンジを行い、勝負のドリブルからペナルティに進入し、1点をもぎとった時はグランドもベンチも関係なかった。最後の笛がなり、ベンチで選手とスタッフが輪になって勝利の歌を歌った。アカデミー始まって以来のことである。

2006年08月16日

VS 新潟県トレセンU-13

30分3本

1本目 1-1 引き分け
2本目 0-4 負け
3本目 1-2 負け

1本目
開始早々から低い位置でのパス回しが相手に奪われ幾度かピンチを迎える。ただ、シンプルにボールを動かすという意識はかなり出てきた。あとは、ボールが動いている間にマークから離れてフリーになること。GKのコントロールミスで1点を失ったがチーム全体でボールをキープしながら攻めることはできた。

2本目
GKのコントロールミス、DFのバックパスミスで早々と2点を失う。GKには不要なロングキックやクリアで簡単にボールを失わないこと、しっかり味方につなぐことを伝えているが、最悪の場合はもちろんリスクを負わないという原則でクリアはOKなのだが、あまりにもパスやコントロールに意識を向けすぎてしまったかもしれない。3失点目はFWラインとMFラインの位置が近すぎていたために、DFラインの前に大きなスペースを与えてしまい、そこを突かれた。4失点目は後ろにカバーリングがいない、かつ、後ろに大きなスペースがあるにもかかわらず、DFが容易に前へ飛び込んで、簡単にかわされてしまった。

3本目
依然、パスの意識は高い。人もボールもよく動く。相手にボールを回される場面はほとんどない。ただ、FW、MF、DFのラインが所々重なってしまい、勝負の縦パスをして取られた瞬間ピンチを迎えてしまう。しっかりとサイドに展開し相手の守備網を広げておいて中央突破を狙わないといけない。守備に関しては前線からよく奪いに行き、ペナルティ手前でボールを奪い、素晴らしいミドルシュートを決めた。b060816-01.jpgb060816-02.jpgb060816-03.jpg

2006年08月14日

海水浴

 午前中に1時間勉強をしてオフに入った。18時までまったくの自由である。学校の宿題が山のように残っていて机に向かわされている生徒もいたが。お昼ごはんも用意しない。自分たちで準備する。子ども達はサッカー三昧である。彼らにボールを持たせておけば一日中サッカーをしているのであろう。ちょうどJヴィレッジでU-15日本クラブユースサッカー選手権大会も開催されており観戦もできる。地元のクラブの活躍に喜ぶ。何人かは岩沢海水浴場へ出かけた。大勢の家族連れの客で賑わっている。ここは砂浜が日本でも有数のきめの細かさで美しい。波が高いことでも有名でサーファーが所狭しと波を待つ。子供達は高波に敢えてもまれるために立ち向かう。地元の小さい子ども達も浮き輪で果敢に高波にチャレンジしている。いやはや逞しい。b0814-2.jpgb0814-02.jpg

2006年08月13日

対 大宮アルティージャ

25分×3
1本目 0-1 敗北
2本目 0-1 敗北
3本目 2-1 勝利

 好敵手とはこのことだろう。前回よりもさらに成長した大宮がアカデミーを襲う。シンプルなパス回しからサイド攻撃を仕掛けてくる。アカデミーはボールを「奪いに行く」ために前線からボールホルダーへ向けてよく走っているが、中盤のラインがFWラインと近すぎるためにDFラインの前に大きなスペースが空いてしまう。失点は右サイドのクロスから。

 2本目はシンプルなパス回しをアカデミーが展開する。「パスを出して、走る」という単純なアクションがどれだけチームにリズムを生み出すか体感レベルで認識し始めたのかもしれない。大宮のお株を奪うようにクロスを試みてフリーでシュートをうつチャンスを創り出したがゴール上へ外してしまう。大宮はよく集中して守備をしている。17分、自陣深くまで進入される。不用意なクリアが相手に渡り、センタリングをうまく合わされまたもや失点してしまう。よく周りを見ておけばサポートの選手はすぐ近くにいたのだが、小学生の癖はなかなか抜けない。

 3本目。自分たちのリズムがようやく創れ始めたアカデミー。大宮も早いパス回しについていけなくなってきた。しかし、3分、コーナーからのこぼれ球をフリーで素晴らしいシュートを放たれ、失点。失点はしたものの、終始アカデミーのリズムで試合は進む。サイド攻撃を繰り返した後にドリブルの突破を試みる。一度相手に止められるが、ボールがサイドに流れ、フリーでペナルティ左サイドへ侵入。センタリングと見せかけてキーパーのいるニアサイドを抜きゴールを奪う。その2分後、左サイドからのセンタリングに合わせ2点目。その他にもロングシュートを試みたりと攻撃にかなり緩急がでてきた。

 尻上がりに調子がよくなり、走る量も増えてボールがよく動くようになった。細かいミスは多々あるが、攻撃時には「フリーになるために走る」こと、守備時には「ボールを奪い、パスコースを限定するために走る」ことを表現してくれた。

2006年08月10日

8月生まれ誕生会

 今月誕生日を迎えるものは多い。遠藤 翼、鈴木宗吾、高橋晃司、平川 諒、藤本トレーナー、島田ヘッドコーチの6名。誕生日会をしていつも思うのだが、皆でご馳走を囲んで食事をする楽しさは格別である。お互い一人一人の顔が見えるし、話もできる。食事に会話が加わることで料理の味も格段に上がるような気がする。話の内容は他愛もない。誕生日を迎えた各人に一言述べてもらうのだが、恥ずかしそうに感謝するところなどは思わず笑顔がこぼれる。厚生省の調べによると、多くの家庭で家族が皆で食事する機会が減っており、自然と会話する機会も減少しているとのこと。家庭で家族が全員で顔を合わせて意思の疎通を図る場所は食事をする食卓において他にはないことを鑑みると、アカデミーが擬似家族の形態をとり子供達と接していることは大きな役割を果たしているといえる。b0810.JPG

2006年08月09日

8月9日

 休暇明け初めてのトレーニングは体育館で行われた。徐々に体調を整えるために選手の様子を確かめながら、遊びを盛り込んだトレーニング。鬼にタッチされたら鬼が2人に増え、鬼が4人までになると一人は免除される。素早くスペースをみつけてアクションを起こし、かつタッチされないよう柔軟性も求められる。「遊び」の中にはサッカーに必要不可欠な動作がたくさん含まれている。テニスボールでリフティング。ボールを正確に捉えないとすぐさまボールはあらぬ方向に飛んでいってしまう。ボールフィーリングを養うには持って来いのトレーニング。最後はパスゲームで締めくくった。なまった身体としっかり対話して調整していかなければならない。無理は禁物である。

2006年08月08日

8月8日

 真っ黒に日焼けした選手が次々と寮に戻ってきた。12日程度と少々短い休みだったかもしれないが、家族とのコミュニケーションは十分に取れたようで、顔がさっぱりしている。顔が引き締まって男に磨きがかかった者もいる。わずかではあるが背が伸びている。少年が青年へと成長している。

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