7月26日
中国遠征後、選手は安息の場所、家庭に戻った。1学期の疲労は思いのほかある。小学校を卒業したばかりの少年たちは自ら望んで厳しい環境に入ってきた。同年代の子ども達がまだまだ家族に甘えているのが当たり前の時期に。4月から経験したこともないハードなトレーニングが続いた。フランス代表を何人も送り出しているクレールフォンテーヌのトレーニングをそっくりそのまま受けてきた。しかも、フランスではもう見られないグラウンド上での授業。世界中の人々がわざわざフランスにまで見学に来る授業が、ここ日本の福島で行われている。ただ、選手はそんな幸せを感じる暇はない。付いていくのがやっとなのである。今でこそマスコミを賑わすようになったオシム監督の「走る」サッカーはサッカー強豪国では当たり前のことで、アカデミーでもクロード・デュソーが体現している。成果は5月に早くも現れた。コーチ陣もこんなに早く結果が出るとは思わず、クロード・デュソーの育成方針に改めて敬服したのである。休む暇なく走り続けてきた選手達はようやくある程度の休みを与えられた。




