開会式
東アジアの10カ国のチームが集まる中、選手達は緊張する様子もなく自然体だった。他のチームは、1つ年上のチームなので我々よりも大きい選手が目立った。

中国戦 ×0-3
開会式終了後のオープニングゲーム。選手達の表情は引き締まってきた。相手チームはというと、ホスト国ということで相当気合を入れている。立ち上がりは相手の勢いに押される。中国選手は、身長が高くスピードがある。サッカーは、中国らしく4-4-2のシステムを保ちポジションチェンジはなく攻撃はシンプルにサイドからクロスを上げる。そこに背の高い選手が入ってきて、ゴール前を激しく襲いかかる。こちらのGKボールであってもしっかり体を当てに競ってくる。日本国内では、ファールになるシーンも当たり前のようにプレー続行でクロスのこぼれで2失点してしまった。もう1失点は、シュートをうたれたリバウンドを詰められた。基本的なことであるが、クロスボールに対してGKが前に出たときのカバーリングと自分のマークがGKにアタックにいけないように体を入れてプロテクションすることで防げた失点だった。また、自分たちより大きい選手に対しては、相手の前で相手より早くジャンプして体をあてるべきだった。
攻撃面では、緊張のせいか硬さがみられ運動量が少なかった。普段よりプレッシャーが早い中で簡単なパスミスが目立ち、自分たちのサッカーをやらせてもらえなかった。相手と接触しないように動きながらのプレーが求められるし、ボールを受ける前の準備もより早くしなければならない。選手達にとっては非常に良い経験になった。今まで自分たちが持っていた基準より上のレベルを実際に体験したことによってトレーニングの中でもイメージできるはずだ。
負けてしまったが、最後まで諦めない姿勢は良かっった。この試合を次に活かして、更なるレベルアップをしてほしい。
GKコーチ 須永 純

香港戦 ×1-4
1戦目の中国戦で見えた課題。それはとりもなおさず、日本が世界と戦う時にもよく言われることである。身長とパワーで勝る相手にいかに勝利するか。それは、シンプルで、攻守に渡り、相手よりもたくさん走ること(接触を避けるためにフリーになる、攻守で数的優位を創る、空中戦に持ち込まれないように前線から激しくプレッシャーをかける、相手よりもはやくボールに触る)。これは実は日頃からアカデミーが心がけていることでもある。
試合開始1分。DFから中盤へパスが入るが、パスが弱く、もらう側もボールに寄らず、周りを観ていない。周りも相手が来ていることを伝えていないことが重なり、相手にボールを簡単に奪われる。しかも、DFと中盤の最終ラインが近すぎたために相手のスピードに対処できず独走を許し失点してしまう。開始序盤なので、精神的にはこたえていない。中国戦の反省を踏まえ前線からプレスをかけ、DFラインも高い位置を保つ。8分、中盤でボールを奪い、すぐさまミドルシュート。これが、ゴール右上隅に突き刺さり、中国遠征初得点が生まれる。自分たちのサッカーに自信を取り戻した1点だった。
DFラインを高く保つと相手のロングクリアに対処しなければいけない。相手が背が高い場合には一人が競り役、一人がカバー役につくのが普通。しかしこれを怠りロングクリアカウンターを受け失点。DFのパスミスから失点を重ねる。
中国戦の反省を踏まえて高い守備位置を試合を通してキープできていただけに悔やまれる敗戦である。




