JFAアカデミー福島

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2006年07月15日

対 JSC(Jヴィレッジサッカースクール)中学2年生

30分×2本
 1本目 0-1 負け
 2本目 0-1 負け

 開始からアカデミーが素早いパスワークを披露する。驚くほどパスが回る。相手のプレッシャーが個人個人で仕掛けられることもあり、選手がフリーになりやすい。前半開始早々中盤の細かいパス回しの後、サイド前方のスペースへ展開し、センタリング、シュートまでいく。ただし、相手は中学2年生(14歳)。フィジカル差は明らかで、フリーになっていても最終局面では相手に寄せられている。アカデミーの失点はポジショニングミスとフィジカル差で突破された。中央に絞るべき左サイドバックが相手に先に中に入られ、簡単にDFラインを突破された。ペナルティエリア前でカバーリングも間に合わなかった。
 JSC側もむやみに飛び込む姿勢がなくなり、アカデミーにパスを回させておいて、縦パスを制限してきた。アカデミーは攻撃準備ができていないにもかかわらず縦パスを出す回数が増える。相手DFのスピードとパワーには容易に勝てない。横パスを回す速度と相手DF陣がスライドするスピードがほぼ同じで一向にチャンスを創れない。FWとMFの簡単な縦のパス交換を繰り返すうちにしっかり動いて相手のマークを引き離すことができない。
 しかし、トレーニングの成果はあった。冒頭にも書いたように、DFラインを押し上げながらシンプルなパス回しによりチーム全体でボールをキープする意識がかなり出てきて、良し悪しは別としてボール保持率は7割アカデミーだった。エゴイスティックなドリブルをする選手が多かったことを考えれば格段の進歩である。個が組織の中でこそ活きることを体感し始めた。相手チーム監督の明石氏は次のように語った。「アカデミーのゲームを見るのは前回対戦した4月29日以来だが、ここまでパスを回せるようになっているとは思わなかった。後半からは敢えて回させる作戦に変えざるを得なかった。勝負には勝ったものの、選手は中学校1年生相手に終始劣勢を強いられて相当がっかりしていた。試合後にいつもなら来ないのに1年生のランニングトレーニングに参加している者もいた。かなりよい経験になったはず。」
 戦術面の課題はチーム全体でボールをキープした後で、押し上げながら攻撃のタイミングを掴むことであろう。FWがポジションチェンジを繰り返しながら組み立てに参加し、MF、DFと連携していくことが必要である。

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