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2006年07月09日

対 アズーリ

対 アズーリ
1本目 0-0
2本目 4-0
3本目 5-0

 自分たちの技術を発揮するためには、まずボールを奪うこと。ボールに一番近いものがプレスをかけ、他の選手はカバーのポジションや、自分がマークするべき相手をすばやく見つける。ボールを奪ったらチーム全体でボールを動かし、相手ゴールを目指す。これらを実行するためには、FW・MF・DF&GKが各々でプレーするのではなく、一つのブロックとなって動く必要がある。6月18日のFC東京むさし戦で得られた課題でもあり、DFラインからチーム全体のラインを押し上げると言うトレーニングの一つの目的でもある。
 前回の練習試合から2週間。ボールを奪い、攻撃に転じると共にチーム全体がブロックとなって相手ゴールを目指す。前回の試合に比べると随分多く見られた光景である。まだまだコーチ陣から「上がれ!」「全体をコンパクトに!」と言う声が必要ではあるが、選手自身がその必要性を感じ始めていることは間違いない。そして、ブロックとなって動くためには、もっともっと走らなければならない。デュソー氏が言う「技術と持久力」の意味に、彼等自身が気付き始めている。
 試合の詳細に目を向ける。1本目はチャンスこそ生み出すものの得点を得ることができない。シュートの精度が低いことはもちろんだが、シュートチャンスに関わる選手の数が少ない。ボールに関与している選手以外の走る距離が少ないためである。マークを外す、ボールを受けるために走ることを怠っている。ボール保持者がシュート、パスの選択肢を持った状態でのプレーを作り出せていない。
 ピンチを招くことも多かった。ボールにプレスをかける選手が決まらず、相手に自由なパスを許す。DFラインで人が余り、前線でプレスをかけられる人数が少ないためである。
 1本目が終わった後の給水タイム。今までになく選手達が話し合う。時に激しく言い合う場面も。しかし、話の要点は実に的を射ていた。上記の問題点に選手達自身が気付き、改善案を捻り出す。これには島田ヘッドコーチも彼等に時間を与え、2本目に臨ませることにした。この日は結局、給水タイムにスタッフからのアドバイスは無しに終わった。
 そして、2・3本目。僅かではあるが彼等なりの前進を見せてくれた。冒頭にも述べたよう、チームとして機能するために走り、ボールを奪い、相手ゴールを目指す。アカデミーが目指すサッカーのために各々の集中力が増す。もちろん修正すべき点に対しては、ベンチから檄が飛ぶ。1本目に比べ、彼等自身一番手応えを感じたのではないだろうか。彼等自身で考え、どうすべきかをピッチ上で表現したことに対しては評価をしたい。しかし同時に、まだまだやるべきことは山のようにあることもまた受け止めてほしい。

コーチ 原田貴志

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